糸と触れ合う中で私たちはたくさんのことを体験します。繊維から紡ぐことで糸となっていく様子を、糸となった様子を、糸のことについて語ること、糸にまつわるさまざまなこと、そして、糸から始まるさらなる物語。糸と向き合うことで、知らず知らずのうちに創造の作用の中へと撚られ織り成されていきます。その体験を通して私たちは自分、また、人と人の関係性に繋がる深い意味合いにも知らず知らずのうちに触れています。「人となり」「糸となり」そんな言葉を感じながら、糸の語らいに耳を傾けられればと思います。
2017年6月、手仕事に興味のある3人の方々と講座を計画する中、この素敵な「糸がたり」という言葉をいただきました。会を持つごとに「糸がたり」の言葉が心に響き、私の活動に深まりをもたらしてくれています。
感謝を胸に、阪急宝塚線岡町駅近くで隔月の「糸がたりの会」を 行っています。